5年先の社会を発信するラボ
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未来でつながるヒトと企業

「実現したい未来でつながるヒトと企業」Vol.5-B 「自分の経験は世の中に役立つ」と信じた一歩が生み出した成功

直動案内部品など世界中で高い品質が支持されている大手機械部品メーカーのTHKに大手メーカーからロボット開発部門に転職された佐野さんに「実現したい未来」というテーマで、転職活動やシゴトに対する考え方、未来のジブンについてお伺いしました。


【今回取材にご協力いただいた佐野様】

「現実と理想」の歯車が噛み合わなくなった新卒時代

今でこそソフトウェアについて研究開発していますが、当時は医学部を目指して勉強していました。医者への夢は諸々の事情から断念した結果、数学の知識を活かして、社会に貢献できることを学びたいと思い、人間工学をベースとしたロボット開発を専攻し、リアルタイムで歩行データの解析や制御に関するシステム開発を産総研(※)の方々と取り組みました。

新卒時の就職活動は順調にスタートしました。学校推薦もあり、自分も企業側も前向きに進んでいましたが、結果はご縁がありませんでした。今を思えば、多くの会社と比較するべきでしたが、当時はそのように考えていなかったため再度就職活動をはじめて、前職に入社しました。

内定を何社かいただき、選んだ企業でしたので、仕事へのモチベーションは高かったのですが「年数=仕事の信頼感」に結びつく環境で同じ仕事を繰り返していました。その時に、ふと思ったことは「これがやりたくて大学で学んだのか」ということでした。

医学の道を志し、社会貢献をするために技術や研究を学んだ大学院時代を無駄にしたくないという気持ちから「転職」を考え始めました。

ただ、2年目という状況で果たして転職できるのか、自分のやりたいことは叶うのか、不安がいっぱいだったことを覚えています。その時にまずは動いてみないと・・・と思い、転職サービスに登録し始めました。

転職のチャンスを逃さない決意

アスタミューゼを通じて面接を進めていくうちに、自分の中で軸がより明確になっていきました。特に技術系は大手企業もベンチャー企業も需要があることは分かっていましたが、前職と同じようなルーティンを行う環境は避けたいと考えていました。

しかし、家族に相談した際には、転職自体を考え直すか、転職先に一定の安定も求めるアドバイスを受けることもありました。その中で、THK社は自分の興味と求める環境に合致していたので、初めから前向きな気持ちで面接に臨んだことを覚えています。

今回の転職では「自分がやりたい、貢献したいことが出来る会社」で活躍したい気持ちがあったので、自分の興味が強い企業と業務であればやっていける自信はありました。結果、永塚さんと一緒に仕事が出来ていることは、自分の人生を大きく変えることができたと思っています。


【これまで開発した製品の年表】

シゴトへの喜びと発見をした場所

今は、遠隔操作の制御ロボットの試作、ソフトウェアの構築、クラウド関連の業務など幅広く担当しています。元々、当社は部品メーカーではありますが、ロボットも共同開発や自社製品として開発していました。会社の中でも「新しいことに挑戦する部署」なので、社内ベンチャーのような雰囲気で、自由に働けることは前職とは全く異なっているので新鮮でした。

自ら能動的に開発していくことができる点は、永塚さんと面接したタイミングで感じていたことなので、決め手にもなりました。エンジニアとしてスピード感を持って成長していきたいし、何よりも上長がTHK社の第一線で活躍されているエンジニアという点は魅力でした。

実際に自分の周りでも転職を考えたり、会社を辞めた同期もいましたが「思っていた業務と違った」「上司や環境が合わない」ということを多く聞きました。

でもそれは仕方ないことだと思います。
新卒の時は「(何となく)やりたいこと」で就職活動をしているし、会社の内情など全ての状況を知りうることは不可能だからです。

新人研修後に、配属部署が決定されると、全く希望した部署ではなかったという話はよくあると思います。与えられた環境で努力する人もいれば、より自分が活躍できそうな環境を探す人もいます。自分は本当にやりたいことがあるのであれば「早期の決断」も必要だと感じました。

もし1年決断のタイミングが違ったら、自分の成長速度や学習範囲も変わってきたと思っています。

転職活動では、企業が自分のやりたいことを提供してくれる場であるのか、をきちんと事前情報や面接でも確認することも大切かと思います。自分は「エンジニアとして成長できる環境」である現職に転職してよかったと思っています。


【佐野さんが開発を行っているTHKテクノセンター】

5年後の“自分とシゴト”

今は日々勉強と試行錯誤の繰り返しですが、同じ部署のリーダーは1を言われたら10を回答できる方で、発想力・行動力・提案力を見習っていきたいと思います。どこをとっても凄いと感じています。5年後にはロボットの仕様、設計、実装までを提案できるエンジニアになりたいと思います。自分がそのような業務ができるようになるためには今の業務で成果を出し、よいモノを作っていくこと、発想をし続けることも心がけています。

ロボットはトータルバランスが重要です。一つの機能だけが特化していても製品として成立しないことも多くあるため、全体最適と部分最適を繰り返しながら、ゴールにある最終形態を想像しながら開発していきます。アイディアに縛られることがないからこそ、自分の専門分野+αの発想が必要だと感じています。

永塚さんや周りのメンバーを見習いつつ、将来的には自分が部署や事業拡大に貢献できるコアメンバーになることを目指して頑張ろうと思います。

最終的には永塚さんに「面白いな」と言ってもらえることを目標の一つとして、取り組んでいきたいと思います。

THK株式会社
豊富な製品群と国内外で2,000以上の特許を誇る機械要素部品メーカー。
1972年に世界で初めてLMガイド(Linear Motion Guide:直線運動案内)を開発したパイオニアであり、日本国内約70%、世界でも60%を超える高いシェアを誇る。
LMガイドをはじめとする製品は、工作機械、産業用ロボット、半導体・液晶製造装置などに利用され、高精度化・高速化・省力化を促進し続けている。
https://www.thk.com/?q=jp

インタビューご協力者:佐野様
学生時代にはロボティクス分野で開発や制御を研究し、
現在は開発本部統括部に所属し、ロボットのソフトウェア開発を中心にハードも含め新製品の開発にも担当している。

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