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ハプティクスとは? 技術・専門用語解説 | SCOPEdia

「なんか最近、よく耳にする」「なんとなくは知っているけど雰囲気で使っている」「○○と△△ってことば、なにが違うの?」……そんな疑問にお答えする技術・専門用語解説コーナー「SCOPEdia」。今回はハプティクス(技術)について解説します。

「ハプティクス」とは?

ハプティクスは触覚技術(haptic technology)とも言われています。

仮想モデルによって仮想的な触覚を実現し、機械的な刺激を力、振動、動きなどに変換し、皮膚の感覚をフィードバックする技術です。

ハプティクス(haptics)は、ギリシャ語における「触覚について」の意味であるἅπτικός(haptikos)が由来となります。

触覚を再現させる方法として大きく分けて2つあり、触覚に直接刺激を与える方法の他に、クロスモーダル知覚といわれる、触覚だけではなく複数の感覚(視覚・力覚など)を組み合わせて触覚を再現させる方法があります。

「ハプティクス」が注目される理由

5Gの普及

ハプティクスの実用化には、通信技術も関係します。

5G以前の通信技術では、機械的な刺激を皮膚感覚にフィードバックする、また逆に皮膚化感覚から機械に触覚を送ることが技術的に困難でした。

通信に遅延があると、手で触ったものや持ったものの物質や感触が変化し、強く握りすぎて物質を潰してしまうことがありえたからです。

5Gは4Gに比べると、通信速度が約20倍、遅延速度が約10分の1に向上します。このことでハプティクスの実用化が一気に進んでいます。

コロナ禍における役割

近年新型コロナウイルスの流行によって、我々の生活様式は大きく影響受けました。「人との接触、不特定多数の人とモノ(デバイス)を介しての接触を避ける」という意識も高まっています。

物理的な距離をとり、非接触を可能とする技術としてハプティクスが注目されています。

労働力不足

少子高齢化が進む日本では労働人口の減少という課題をかかえています。この課題解決にもハプティクスが必要とされています。

現在のロボット技術では「何かを優しく掴む」ということが難しいとされています。ハプティクスの精度向上により遠隔での繊細なロボット操縦が可能になり、細かな作業が必要とされる介護や医療現場での活躍が期待されています。

「ハプティクス」が実現する未来

ハプティクス技術は多岐の分野において応用が期待させています。

医療分野では、手術ロボットの導入によって遠隔での手術が可能となり、患者の動作情報をおくるロボットにて遠隔でのリハビリが可能になります。

エンターテイメントやモビリティ分野にも応用が効きます。

非接触技術が発展した未来では、遠隔地で開かれた友人たちとのパーティにアバターロボットをつかって参加し、握手などでじっさいにふれあうことができます。

離れて暮らす孫とのスキンシップや、日程があわずに行けなかった地域での観光体験などもハプティクスとVR技術を合わせることによって実現可能となります。

モビリティ分野では、自動車のアクセルを踏みこんだ量に応じて利用者に刺激をフィードバックしたり、ハンドルを通して路面状況を示すなど、運転支援技術への応用が考えられています。

「ハプティクス」の関連キーワード

VR(バーチャル・リアリティ / virtual reality)

五感を含む感覚を刺激することにより実際には存在しないものを仮想的に作り出す技術

ロボット(robot)

人の代わりに作業などを自律的に行う機械や装置

「ハプティクス」をさらに知るために

「ハプティクス」に関連する成長領域・社会課題

アスタミューゼ株式会社では世界80か国の特許、研究開発費、投資等の情報を集積・分析し、「未来を創る2025年の成長領域」と「未来に向けて解決すべき社会課題105」を独自に定義しています。

「ハプティクス」に関連する成長領域と社会課題は以下となります。

成長領域

社会課題

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