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未来を創る成長市場

成長市場「地域包括ケア」

市場概要

地域包括ケアシステムとは、高齢者が、住み慣れた地域に住みながら、その地域で医療サービスや保健サービス、在宅ケアやリハビリテーション等の介護を含む福祉サービスを安心して受けられるよう、医療・保健・介護・福祉など関係する様々な職種の人々が専門領域や職種を超えて連携、協力して集学的、体系的に取り組む仕組みをいう。

地域包括ケアが重要となってきた背景には、「2025 年問題」がある。団塊の世代が 75 歳を迎える2025(平成 37)年の日本には、75 歳以上の後期高齢者が 2179 万人(全人口の 18.1%)、65 歳以上の高齢者が 3657 万人(同 30.3%)に達する超高齢社会が到来する。その後も高齢者人口は増加の一途をたどり、医療や介護の需要はますます高まり、国民医療費の高騰も必至となる。

そこで、厚生労働省は 2025 年をめどに、地域包括ケアシステムの構築を推進している。2013 年3 月の地域包括ケア研究会報告書では、地域包括ケアを構成する 5 大要素として「介護」・「医療」・予防」という専門的なサービスと、その前提としての「住まい」と「生活支援・福祉サービス」を挙げている。

地域包括ケアシステムについては、「国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針(平成 16 年 7 月 30 日厚生労働省告示第 307 号)」において、「国民健康保険の保険者(市区町村)が運営する診療施設や総合保健施設は、地域における住民の QOL を向上させるため、保健医療の連携及び統合を図る地域包括ケアシステムの拠点としての役割を担うことができるものであることから、これらの施設を運営する保険者においては、当該施設との連携を図った保健事業の実施に努めること 」と規定されている。

地域包括ケアの支援サービスとして、IT 業界から様々なソリューションが提供されている。たとえば、日立の「地域包括ケア支援自治体クラウドソリューション」は、家族や自治体、医療機関、救急隊、介護事業者など関係者が個別に蓄積し把握・利用していた医療・介護情報をクラウド上に集約し、関係者がインターネット経由で PC やタブレット端末などからリアルタイムで閲覧、情報共有することができる。個人情報保護のために様々な閲覧制限の設定が可能。

また、ソネット社の在宅ケア多職種連携支援システムでは、テルモ社の通信機能付きバイタルサイン測定機器と連携した在宅ケア業務支援アプリケーションを備え、訪問診療や訪問看護時に、在宅患者のケアに必要なバイタルデータ(血圧、脈拍、体温、SpO2、血糖値など)やカメラで撮影した画像データ、処置記録・医師のコメントなどの文字データを、タブレット端末、スマートフォンやノートパソコンに NFC(Near Field Communication;十数センチの距離での小電力無線通信技術)を介してデータを取り込み、クラウド上のサーバーへ送信することで記録し、多職種の関係者がリアルタイムで情報共有できる。

長寿社会において、ますます増大する高齢者医療およびケアを支える技術領域は、今後さらに多様化し、個性的なサービスやデバイスが提案されるものと期待される。

主な技術要素

地域包括ケアを構成する 5 大要素として、「介護」、「医療」、「予防」という専門的なサービスと、その前提としての「住まい」と「生活支援・福祉サービス」を挙げている。

具体的に取り組んでいる企業の紹介

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(採用プラットフォーム「SCOPE」より)
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