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未来を創る成長市場

成長市場「統合・補完代替医療」

市場概要

補完(相補)医療とは西洋医療と合わせて用いられる医療(マッサージ、カイロプラクティック、サプリメント等)を指し、一方、代替医療とは漢方・中国伝統医療やアーユルヴェーダのような一般医療に代わる医療を指す。実際には細かく区別して使用されてはいない。日本補完代替医療学会の定義によれば、”現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称”とされ、米国の国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health; NCCIH)では、”CAM is a group of diverse medical and health care systems, practices,and products that are not generally considered part of conventional medicine.”としている。また、これら補完・代替医療と西洋医療との組み合わせを統合医療と呼ぶ。検査を行って標準値・平均値との照合により治療を進める西洋医学だけでなく、健康志向や予防、在宅医療等の観点から、個人に合わせたオーダーメイド医療にもつながる統合・補完代替医療が広く受け入れられ始めているものの、日本は欧米に比べればまだまだ研究も浸透も遅れている。

その一方、漢方など日本の伝統医学や生薬学において、EBM(Evidence Based Medicine)の考え方が浸透しつつある。アルツハイマー病、パーキンソン病などの中枢神経変性疾患の主たる要因は神経細胞死による神経回路網の破綻によるものと考えられている。富山大学和漢医薬学総合研究所・准教授の東田千尋博士らは、インド伝統薬物や日本漢方薬物を使用して、神経変性疾患治療薬の開発をめざし、神経機能の回復実験に成功している。

東田氏が実験に用いたアシュバガンダ(学名:Withania somnifera)とは、インド・ネパールに自生するナス科の植物で、別名インド人参とも呼ばれる。 インド医学アーユルヴェーダでは、古来より強壮・抗痴呆薬として治療に用いられてきた。 東田氏の研究ではアシュバガンダの根から抽出された 18 種の化合物のうち、ウィタノシドIVについて、 アルツハイマー病と脊髄損傷の 2 種類のモデルマウスを用いた動物実験で有効性が確認された。

アルツハイマー病は記憶の保持が困難となる疾患だが、記憶の実体とは神経細胞間の情報伝達である。ウィタノシドIVは体内でソミノンという代謝物に変化し、実質的な記憶保持の改善物質になるという。

脊髄損傷に関しては、ウィタノシドIV、ソミノンいずれの投与でも、脊髄神経細胞の軸索の伸展に効果があり、脊髄損傷に対しても有効性が見られた。

現在、臨床で用いられている抗認知症薬は、症状の進行を遅らせる効果しかなく、シナプス再生作用が確認されている薬物は存在しない。 ウィタノシドIVの効果は断薬後も継続することから、一過性ではなく、神経構造が改修されるものと考えられ、治療薬シーズとして非常に画期的である(特許4923233 )。 さらに、特許 5044782 では、漢方薬の三七人参、黄耆、菖蒲、茯苓の抽出物が、神経変性疾患や脊髄損傷、 筋萎縮性側索硬化症など運動ニューロン障害の改善に有用であることが記述されている。

今後これらのメカニズムを探ることで、伝統医学や伝統薬物の効果および安全性だけでなく、 神経回路網構築の制御を担う重要な分子が何なのかを特定できる可能性もあり、これからの展開から目が離せない。

主な技術要素

東洋医学、鍼灸、チベット伝統医学、アーユルベーダ、ホメオパシー・ナチュロパシー、心理療法、瞑想、ヨガ、気功、催眠療法、イメージ療法、音楽・芸術療法、ダンス療法、カイロプラクティック、マッサージ、ハーブ、ユナニ、オステオパシー、リフレクソロジー、アロマテラピー、サプリメント、バイオフィードバック

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(採用プラットフォーム「SCOPE」より)
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