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未来を創る成長領域

133.ヒューマンコミュニケーション・プロアクティブライフ

市場概要

コミュニケーションとは「社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達」であり、言葉だけでなく、視覚や聴覚に訴えるもの(身振り、態度、表情、声色)などを媒体に、意志の疎通、心や気持ちの通い合い、相互理解、共感といったことを行っていく。人間は社会性を持つ生き物ゆえに生きる上で相手とコミュニケーションをとることは今も昔も必要不可欠である。

2017年に村田製作所社は、場の雰囲気や盛り上がりや人間同士の親密度といったこれまでデジタル化出来ていなかった情報をセンシングし、データとして可視化する技術を開発した(仮想センサプラットフォーム“NAONA(ナオナ)”)。この技術は、たとえば会話の方向、ボリューム、テンポ、トーン等の音声特徴をセンシング、分析することで雰囲気を可視化している。活用事例のひとつとして職場におけるコミュニケーションの改善策を取り入れた際の定量化がある。例えば江崎グリコ社が展開する「オフィスグリコ※1」との共同実証実験では、会議中のお菓子の有無がコミュニケーションに与える影響を定量化した。その結果、お菓子がある会議ではメンバーのテンポが短く、コミュニケーションが活発になり、参加者のポジティブな感情が多く、会話が弾むなど、会議が活性化していることが明らかとなった。このほかのNAONAの活用法としては、飲食店や小売店などで店内の雰囲気や活況度を把握することによって接客サービスの質の向上を図るといった構想も想定しているという。

イスラエルのベンチャー企業OrCam Technologies社は画像認識技術を活用した新しいデバイス「OrCam My eye(オーカムマイアイ)」を開発し、2018年から日本においても販売を開始している。これはメガネ型のデバイスで、情報を音声でユーザーに伝える。例えば家族、友人、同僚などを100人まで登録できる識別機能が搭載されているため、事前に必要な対象者の写真を撮って名前と共にデバイスに保存しておくと、対象者が視界に入ったときにその人物の名前を音声で教えてくれる。視覚障がい者が想定されているが、健常者であっても円滑なコミュニケーションが行えるツールであるといえよう。

プロアクティブ(proactive)とは「先々のことを予想し、事が起こる前に積極的に行動しておく」という意味で、そういったライフスタイルを送ることを本レポートではプロアクティブライフ(proactive life)と呼ぶ。

例えば医療においては「プロアクティブ療法」というものがある。たとえばアトピー性皮膚炎の場合、その特徴でもある「よくなったと思ったら皮膚症状が繰り返す皮疹」に対して、十分な抗炎症治療で症状を抑えた後に、保湿外用薬によるスキンケアに加えて、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬を週2~3回定期的に塗って症状が抑えられた状態を維持する治療法のことを指す。

健康に対する意識が高まっている昨今、病気を未然に防ぐようなプロアクティブライフへの関心が高まっている。たとえばM-aid社は”手の中に収まるかかりつけ医”をコンセプトに「HEALTHY LAB」というアプリを2017年から提供している。食事、睡眠、運動量などさまざまな活動データおよび健康診断結果も連動させて記録することで、ユーザーの健康データが集約される。そしてそれらのデータをAI(人工知能)が分析し、ユーザー一人一人に的確な情報を提供している。また、管理栄養士とのチャット機能を用い、予防を含めた健康相談も気軽にすることが可能である。

古くから人類は人間関係において雰囲気を読んだり、未来を予測し策を練ったりすることで快適な人生、ひいては豊かな社会を生み出そうとしてきた。テクノロジーのなかった時代、それらは感覚や個人の経験に頼ることが当たり前であったが、現代ではセンサ、AI、ディープラーニング(深層学習)といったテクノロジーを活用できるようになり始めた。これらの技術を人類が巧みに活用していければ、今よりも一歩先行く平和が得られるにちがいない。

※1 オフィスグリコ:オフィスなど向けにお菓子・食品・飲料の専用ボックスを設置し、置き菓子方式で販売している事業

主な技術要素

コミュニケーション、人と人、対話、会話、団欒、関係性、相互理解、共感、協働、協創、交流、相互、音楽、スポーツ、フォーラム、コンベンション、イベント、環境、空間、アンビエント、感性、感動、啓発、エモーション、モチベーション、仲間、組織、活性

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