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未来を創る成長市場

成長市場「スペースデブリ除去・宇宙環境問題」

市場概要

2013年12月に日本公開された、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー主演の映画『ゼロ・グラビティ』(原題: Gravity 、アルフォンソ・キュアロン監督、第86回アカデミー賞7部門受賞)の冒頭、スペースシャトルが大爆発を起こし、船外活動中だった二人が地上600㎞の宇宙空間に放り出される。シャトルの爆発を引き起こしたのは、高速で宇宙を飛び交う人工物の破片、スペースデブリ(space debris:宇宙ゴミ)だった。

現在、地球周回軌道上には1000基以上の運用中の人工衛星や観測機器、国際宇宙ステーション(ISS)が航行しているが、それ以上に夥しい数のスペースデブリが宇宙空間を漂っている。故障したり既に任務を終えて運用されていない人工衛星のほか、衝突・爆発などで破損したり散乱したりした人工衛星の残骸、ブースターロケットの残骸、それらの部品・部材、機体から剥がれ落ちた樹脂片や塗料片等々、総重量は3000トンを超えるという。2012 年時点で、直径10㎝以上のデブリは2万9千個以上、5㎝以上では6万個以上、1cm以上は70 万個以上、1mm以上のデブリは2億個以上、0.1mm以上のデブリは兆レベルと報告された( Dr. Carsten Wiedemann et al. Space Debris 2012)。

今後、ますます増えるスペースデブリによって、人類の宇宙進出はもとより、リモートセンシングやGPS、気象予報などビジネスや日常生活にも大きな影響が出かねないため、様々な対策技術が考案されている中、独自の技術開発や衛星打ち上げを行う日本人設立の世界初・民間スペースデブリ除去ベンチャー「株式会社アストロスケール」が登場、自らのチームを「 Space Sweepers(宇宙の掃除人)」と呼び注目を浴びている。

主な技術要素

除去衛星によるデブリ捕獲・軌道外投棄、ロボットハンド、金属箔バンパー、薄膜シート、レーザー照射、Sweeper(掃除者)、デブリセンサなど

具体的に取り組んでいる企業の紹介

株式会社アストロスケールは「宇宙の掃除屋(Space Sweepers)」と名乗り、宇宙が今後安全で持続的に活用出来るよう宇宙軌道上を整備することをミッションとしている企業である。

現在12カ国以上の国籍からなり、世代も20代から70代までの多様な社員が所属している。出身業界や業種も多岐に渡り、JAXAやNASA等の宇宙機関や大手宇宙業界出身者、大学や研究機関のアカデミア出身者、自動車業界や製造業などでエンジニア職を務めていた社員等、官民問わず異業種からの転職者が多く活躍している。

事業モデルは2つ。1つはEOLサービスと呼ばれる、今後打ち上がる宇宙機が故障や運用終了を迎えた際の除去サービス。潜在顧客は、コンステレーション等の衛星運用者だ。もう1つはADRサービスという、既に軌道上に存在しているデブリ除去。こちらは国や宇宙機関などが対象となる。

RECRUIT
INFO.
株式会社アストロスケールの求人情報
(採用プラットフォーム「SCOPE」より)
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